徳島&兵庫3人4脚旅行記

兵庫と徳島には今年3月に行っているのですが、ろ〜るきゃべつが行きたかった異人館や三宮の街に行けなかったこと、YAMA.Rはもう一度三国志関連の施設に行きたいということで、今回もろ〜きゃべつの姉夫婦にお世話になりつつ、三宮でも1泊して時間を確保して行くことになりました。
前回行けなかった所へのリベンジということで、今回はYAMAの家だけで兵庫に行きましたが、徳島でも少し観光をして、初阿波踊りを見るなどもありながらの3泊4日のプチ旅行を紹介します。
(2013年8月15日(木)から18日(日))

8月15日(木) icon 8月16日(金) その1 icon その2 icon 8月17日(土) icon 8月18日(日)


出発

今回もフリードを使用しての旅行となります。時間的に余裕があるので、あまり早く出発する必要はないだろうと、自宅を出るのは8:00になりました。
まずはろ〜るきゃべつの実家に行き、徳島の姉夫婦宅に持っていく荷物を積み込みます。
その後に改めて徳島に向けてスタートになります。


新たな道路

今回も徳島へ行く為にのる高速道路のICを南国ICとしていました。平日なもので、ETCを利用した通勤割引がきくようにと、時間的にも考慮して南国ICに向かいます。
この南国ICへ行くのに高知東道路へ入るのですが、つい最近、海岸側からこの道路につながる道路が開通したので、そこを利用してみることにしました。
海側では田んぼ真ん中を真っ直ぐ走る道路で、信号がほぼ無いので非常に走行し易いと感じました。これからはこの道路だなとか..。
ということで、南国ICから高知自動車道にのりました。


お決まりの吉野川SAでの休憩

吉野川サービスエリア 高知自動車道にのった後は、快適な高速道路走行。川之江東JCT.で徳島自動車道にのりかえ、ひたすら西方向に走行します。
相変わらず基本的に片側1車線の対面通行は、状況によってはイライラがつのったり、やや走行しにくくはあります。でも、お盆とお祭りの時期で気にはなっていたのですが、いわゆる渋滞で動けないという状況は全くありませんでした。
徳島に向かう際の休憩地点は、今回もハイウェイオアシスのある吉野川SAです。トイレだけで終了、すぐに徳島に向けて出発です。


うだつの町並み

道の駅藍ランドうだつ 今回は徳島でも何か観光をしようと、当初脇町にあるこの”うだつの町並み”と合わせて、土柱も考えていました。ところが、ここ最近の暑さと、グーグルのストリートビューで見る限り何も無さそうな状況に、土柱は行き先から外すことにしました。
”うだつの町並み”へは、脇町ICで高速道路をおり、道の駅”藍ランドうだつ”を目印に向かいこの道の駅に駐車しました。ここから案内もあるし、少し歩くだけですぐにうだつの街並を見ることができました。
ただ、やっぱり暑くて、少々歩いただけでもう汗だくです。でも、今回は新兵器、日傘をろ〜るきゃべつに借りて差していたので、暑いといっても直射日光が頭部はもちろん体にも当たる場所が少なくなり、幾分は暑さが和らいでいたのではないかと思います。
うだつ さて、うだつというのはこれのことです。これは本来隣接する家屋の火災時の延焼を防ぐことが目的だったようですが、藍染関係の商売をしていたお店が、鬼瓦などで装飾を施すようになり、財力を示す為により豪勢な物にしていったようです。
”状態が良くない”、”見栄えが良くない”などのことを”うだつが上がらない”と言いますが、それはこの”うだつ”からきているとも考えられているようです。
うだつの街並み 以前の建物と現在の建物が混在する状況で、さして街並みも長くはないので、すぐに見終えることができるのかと思いますが、ここには吉田邸と言って、大きなうだつのある建物があります。ここではおみやげ物を販売していると共に、その内部を有料で公開しています。YAMAの家では、お金を払ってまでは内部を見るにはなりませんでした。
この他に道の駅の売店かと思われますが、お土産を販売しつつその建物の2階に軽く飲食し休憩をとることができる場所が提供されています。YAMAの家ではアイスクリームだけ購入したのですが、2階で休憩を取ることができ、水やお茶の提供もありました。これはセルフサービスになっているので、必要ならば何杯でも飲めそうです。
休憩というか涼むというか、十分にしておいてから次の目的地に向かって、再度徳島自動車道にのりなおします。


藍住町歴史館藍の館  icon HP

藍住案内板 ”うだつの街並み”にあるお土産屋にも少しありましたが、藍染め関係の物ならば、町の名前にある位のここ藍住町です。
そして、藍住ICをおりてからすぐの所にこの”藍住町歴史館藍の館”があります。高速道路をおりてすぐ付近から案内があるので、比較的分かり易いと思います。
この近くには”ふれ藍の里”という地場産品を販売しているお店もあり、合わせて見ていくとよいかと思いますが、どうやらこの辺りのお店、”藍の館”の中心の建物になっている奥村家が運営をしているようではあります。さすがに昔からの所は違います。
藍の館 さて、まずは”藍の館”へ入館しますが、こちらは有料です。受付の方から、藍染の体験をしないかと勧誘を受けます。別途、ハンカチか何かの布を購入すれば、染められるというシステムになっているようですが、そこまでのつもりで来てなかったYAMAの家。丁重にお断りをさせていただきました。
藍製品展示 入館料を支払いしてすぐの所におみやげ物というか、藍染め関連製品が置いてあります。そして、その付近に、地元の小学生と思われる子どもが3人ばかしまとまって居て、こちらの様子を伺っていますが、何もアプローチはありません。自分達は好きなようにその辺りの製品を見てから、順路に従って奥へ進んで行きました。
奥に進むと順路としてなんだか建物の外へ行きそうな場所を示してあります。そしてそのドアを開けると見事に外に出ました。そして、何か工事をしているような足場を組んだ建物(大門)を通り抜けて行くと、4棟程の建物が取り囲む中庭のような場所に出ました。
ここのHPを参照すると、”大門”を抜けたすぐ左手の建物が”南寝床”と言うようで、左手の奥に”西寝床”があります。すぐ右手の建物はもうわかるかと思いますが”東寝床”だそうです。そして正面にあるのが母屋ということになります。
まずは、すぐ左手の”南寝床”から見ると、大きめの器や機械などを置いてありますが、何よりも木造建物の構造が凄くてそちらに目が行ってしまいました。例えば、梁に通しの何メートルもありそうな太い木材を使用しています。残念なのは虫に多数食われてしまった穴があることですが、それにしても太くて長くりっぱな物でした。
次は左手の奥の”西寝床”です。こちらには、作品がいくつか展示されていました。あまり広くないので、すぐに見終わります。
案内図 母屋の番頭さん
中庭 釜戸
次に行ったのは母屋です。この建物はかなり大きくりっぱなものです。靴を脱いで上がり、建物の中を見て回ることができるようになっていました。
広めの土間に釜戸があったり、座敷の方には番頭さんの人形(一体だけですが。)があってみたりですが、その広い建物の中をある程度自由に散策できます。
2階もあるのですが、これが階段がいくつもあってちょっと驚きます。昔の階段なので、当然その勾配にもびっくりします。
母屋に隣接して西座敷や土蔵があったります。これを縁側の廊下で結んだような形になっていて、中庭にちょっとした池があったりもしました。雰囲気がとても良くて、あこがれます。
昔にはこの母屋の座敷などで商談が行われたり、また2階にある客間に宿泊していくお客さんもあったりしたようです。
次に行ったのは、”東寝床”になります。こちらでは藍染体験ができるようになっています。行った時には2人体験している方がいたのですが、1人は仕上がった物を持って記念撮影をしていました。そしてもう1人は今まさに染めの真っ最中で、サポートの子ども達が一緒になって楽しんでいるように思われます。見ている私も妙に楽しくなってくる様子でした。
東寝床 この染め体験ができる所に併設して、昔の藍を作る工程の所々やその当時の事を模型というかジオラマというか、場面表現をしている物を多数展示してある所があります。
これはこれで勉強になるし、興味深い物があります。
古い奥村家の建物を見た後は、新館に戻ります。新館の2階に行くようになりますが、その階段の途中には染めに使用される型紙のような物が多数展示されています。そして、2階にあがってしまうと、資料などの展示があったように思いますが、残念なことに非常にスカスカな状況。貸し出し中なのか、もともと無くてこれから増えるのか、はっきりしたことは分かりませんが、ちょっと寂しい内容になっていました。


藍屋敷おくむら  icon HP  ふれ藍の里  icon HP

”藍の館”を出て、道路を挟んで向かいにあるここ”藍屋敷おくむら”に入ってみました。後で気が付いたのですが、”うだつの町並み”にもこの店があって、そちらは脇町うだつ店ということのようで、こちらは藍住本店です。藍染商品を小物から洋服などまで販売をしています。私し自身が見て特にこれが欲しいという物は無いのですが、それにしてもりっぱな価格の物が多くありました。
藍の里 早々に”藍屋敷おくむら”を出て隣にある”ふれ藍の里”へも寄ってみました。地場産品などの販売をしているようで、JAの直産店のような雰囲気を持っています。ここでも特に何を買うでもなかったのですが、そろそろ昼食を考えないと思い、思いついたのが徳島ラーメンのお店。店内になぜか”るるぶ”を置いてあるので調べてみると、どうやら近所にもあるようでした。地図見れば分かるのですが、ろ〜るきゃべつが店員さんにも道を聞いていました。地元の人なので、地元民なら分かる説明なものの、ろ〜るきゃべつは今一つ飲み込めなかったようで、結局”るるぶ”で見た記憶を頼りにお店に行ってみることにしました。


昼食はどこで?

”るるぶ”から選んだ近所にあるお店”支那そば王王軒”に行ってみました。これが徳島ラーメンになるのかどうかはやや疑問ですが、比較的近くにあり、行くにあたってはなんとかなるところにありました。いざ現地に到着すると嫌な光景が目に入ってきました。
お店の周囲に車が多いですし、お店の前には人の列ができていました。
並ぶのが嫌なYAMAの家はこの光景を目の当たりにし、早々に退散しました。
で、どこで食べるの? お店はどっかあるんじゃない? と言いつつ結局落ち着く先はコンビニ弁当でした。(苦笑)


姉夫婦宅着

前回3月に来た時の教訓もあって、一応ナビセットしたものの、途中のナビ案内は無視して、無事遠回りせずに姉夫婦宅着しました。またまたお世話になります。
今回は早く到着したのですが、それには理由があって、本日が最終日の阿波踊りを見に行こうということになっていました。その時間まではゆっくりさせてもらいます。私なんぞは、なんだかんだ言いながら疲れていたんでしょうね、思いっきり寝てしまいました。


阿波踊りを見に徳島の街へ

駐車場などで困ることになるので、早めに行った方がよいとアドバイスを受けていたにもかかわらず、ゆっくりし過ぎてしまい16:00を過ぎて出発。姉とその子どもと一緒に5人でJR徳島駅を目指します。踊りは19:00頃から始まるそうです。
JR徳島駅の近くのホテルの駐車場に車を預けられたので、そこから近くのデパートの中を散策します。これから踊りに参加する人、私達のように見に行く人など、人が出てきていてワイワイしています。正に祭りの雰囲気がここにも出ているのが分かります。
腹ごしらえもしておかないといけないので、食べられる所へ。お昼に達成できなかった徳島ラーメンを食べようということにしましたが、結果これは選択ミスでした。(深くは語らず。)
人ごみ 阿波踊り
さて、辺りも暗くなり始め、辺りがよりワイワイとざわめいて、金属製の打楽器の音も大きく聞こえるようになっていました。そして何よりも、祭りを見ようと動く人の数も、大都市でしか見たことの無いような数で圧倒されてしまいます。
この阿波踊りにも桟敷席があるようなのですが、YAMAの家が腰を据えて見る気じゃなかったので、特にとっておかなくてもかまわないとしてました。この桟敷のある所で、主要な連が踊りを披露するようにはなっていたようですが、雰囲気が分かればいいという感じです。
踊りはよさこいを動とすれば、こちらは静という感じで、少々地味に感じます。派手で大音量の音楽をバックに踊るのとは違うし、振りについても、コンパクトなイメージ。ただ、このコンパクトな感じが統制のとれた美しさを出しているように見え、少ない人数の踊りの場面しか見られていないのですが、妙に感動したのを覚えています。
でも、見ていて面白いのはよさこいの方だと思いました。
並ぶ屋台 橋にあるLEDの照明
こちらのお祭りでは、JR徳島駅前の川沿い両岸に長く屋台が並びます。これはよさこいには無い光景ですが、通路が狭くというか人が多すぎるのでしょうけど行き来が辛いです。とにかくどこに行っても人人人な感じで、踊りを見てるのか人を見てるのかという状況で、人に疲れました。


姉夫婦宅泊

本当に助かります。またまたご迷惑をかけることになりすみませ〜ん。おかげで快適な旅ができます。


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