京都&兵庫8人9脚旅行記

ろ〜るきゃべつの両親(以後:両親又はお父さん、お母さん)の金婚記念で、ろ〜るきゃべつの姉一家(以後姉一家又は兄、姉、姪)と協力して両親を旅行に連れて行こうということになりました。行き先は、安価に利用できる宿泊施設が京都にあるということで、京都になりました。
時期も時期ですし、もしかしたら桜の咲いたいい景色が見られるかもと思いながら、自分達が特に見たい所を何箇所か抽出し、そこへ行くとして姉一家宅を中継地点に、またまた車で行きました。
今回は姉一家も一緒なので、車2台で京都へ行き、そして京都で2泊することにしました。
そして、YAMAの家は京都で姉一家と分かれて、神戸も少し観光するという3泊4日の人数多めのプチ旅行を紹介します。
(2014年3月27日(木)から30日(日))

icon 3月27日(木) icon 3月28日(金) 3月29日(土) icon 3月30日(日)


嵐山の朝

朝食もある今回の宿泊。朝食の時間が決まっていることからそれに合わせての起床。朝はやっぱり寒めです。
朝食もしっかりと出てくるので、十分にお腹を満たしてから準備をしてまったりと出発です。


北野天満宮 icon HP

本日一番に訪れたのは、ろ〜るきゃべつが行きたいと思っていた菅原道真公が祭られているここ北野天満宮です。
宿泊施設からさほど離れていない場所にあり出かけてすぐに到着しました。
楼門 梅園
ここには広い梅苑があり、今の時期でもまだもう少し楽しむことができます。何でも1,500本もあるらしいのですが、その梅苑をろくに見もせず、楼門から中へ入っていきました。
牛の像1 牛の像
絵馬所を左手に見ながら、あちらこちらで記念撮影をしつつ三光門を目指します。三光門までの通路沿いの両脇に、なで牛と言われる牛のの石造があります。なでられているのでしょう、テラテラと滑らかな光沢を放つ見た目にです。私達もこれらにきちんとお参りをします。
三光門 木彫りの装飾
三光門では、木彫りの装飾に色がありとても綺麗だと感じました。この三光門を通り抜けると本殿が目の前に見えてきます。
本殿 お守りなどを購入
本殿で参拝をしてから、道真公は学問の神様であるということから、YAMA.Rの為にお守りなどを探してみます。
三光門を出てから時計回りに本殿の周囲を歩きます。所々こちらでも外国人の方々の姿を見かけながら歩いて北門に向かいます。


平野神社 icon HP

車を北野天満宮に駐車したまま北門から出て、少し歩くとここ平野神社に到着です。ここは桜の木が多く植栽されていて、開花の時期になると大変美しい桜達を見ることができるようです。行った時はまだ少し早過ぎたので、花はあまり無かったのですが、それでも待ちきれない人達は花見をしようと準備をしていたように思います。
平野神社鳥居 枝垂れ桜
大きな朱色の鳥居を抜けると前方に神門が見えてきますが、この横に見事な枝垂れ桜が咲いていました。これはもう満開と言っていい程花が咲いていたので、訪れていた人達は、ここで記念撮影をしていました。
大きな木 すえひろがね
神門を抜け進んでいくと目の前に大きな木があり、その幹の周囲を回れるように足場を作ってあります。さらにその前に石があって、何やら札が付けられていたり、変な物がくっついていたりで、一体なんだろうといういう感じになります。
まずこの石というのは、日本最大の「餅鉄」、別名「すえひろがね」と言われているようで、磁石がくっつく岩のようです。変な物とは磁石に紐を結んだもののようで、これで確かにくっつくねと実際に試してみることができました。
そして大きな木の方は幹周りがかなりあり、御神木のようで周囲を回ってお参りをすると願いが叶うようです。とうぜんお参りをしておきました。
平野神社鳥居 橘
拝殿を横目に本殿へ向かいます。こちらでもお参りをしますが、ふと本殿に向かって左を見ると、橘の木が実を付けていました。こんなしっかりした木で、しかも実を付けている所を見るのは初めてで、ちょっと感動です。


銀閣寺へ...でもその前に

平野神社から北野天満宮に戻り、車で移動です。私が行ったことのなかった銀閣寺へ向かいます。北野天満宮からはほぼ真東にあたる所にあるし、距離もさほどはないので、あまり移動に時間はかかりません。ただし、次のことを考えて車を南禅寺に回しておくことにしたので、ドライバー以外は銀閣寺手前の所で下車してもらい、車2台は南禅寺へ向けて移動です。ところが途中、京都動物園近辺で車が並んでちょっとの間進みにくい時間がありました。思いの他時間がかかって南禅寺そばの駐車場に車を預け、銀閣寺までタクシーで戻ります。このタクシーとの通った道がすんなり走行できて早かったように感じましたが、一部一方通行なのかもしれません。


銀閣寺へ icon HP

銀閣寺までの道 もうすく銀閣寺
ちょっと時間を必要としましたが、なんとか銀閣寺の前の通りへ戻り、みんなと合流しました。ここから少し歩けば銀閣寺へ到着です。
待ち合わせをしていたのは、哲学の道と交わる地点。ここから銀閣寺の門まではあまり幅のない道路の両脇に、やっぱり土産物を販売する店が軒を連ねていて、こちらも清水寺程ではないにしても、やはり人は多く、外国人の姿も目立ちます。
最初の門 銀閣寺垣
一番最初の門を抜けると、両脇に綺麗に切りそろえられた植木の垣根、これを銀閣寺垣というようですがこれを抜けて中門に向かいます。この中門の手前に受付があり、ここで入場券を購入します。
銀砂灘 銀砂灘
中門を抜けて左手にいくつかの建物をみながら庭に入っていきます。庭には砂を盛って富士山のような山にした向月台があり、その周辺の砂が綺麗に整えられておりこれを銀砂灘と呼んでいるようです。
銀閣寺 銀閣寺
いわゆる銀閣寺の建物、これは観音殿だそうですが、庭の片隅にあります。噂に聞いていたとおり、金閣寺の様な装飾もなく普通の木造の建物です。ただ、建物の形は金閣寺に似ていると思いました。また、池に写る姿など全体の雰囲気はとても落ち着いた感じです。
時間の都合で庭全部を回ることができず、少しだけお土産物屋で買い物をして銀閣寺を後にしました。


ひたすら歩く哲学の道

南に伸びる哲学の道 哲学の道で咲く桜
銀閣寺を出てから、来た道を戻り、哲学の道を南下します。この哲学の道は川に沿って伸びる小道なのですが、たくさんの桜の木が植栽されています。この桜が咲けば大変綺麗だと聞いていました。
そんなことで、この時期でどうかと少しだけ期待しつつ来たのですが、期待の桜の花は中には咲いている木もありましたが基本的にはやっと咲き始めたかなという程度で本当にまばらでした。(涙)
桜が咲いていないが為に、普通のなんの変哲もない川に沿って伸びる小道をただひたすら歩くような感じになりました。
次の目的地は昼食を摂る為のお店だったのですが、これが南禅寺の近くにあります。そこまでがとても長く遠くでした。歩くことに関して、両親の足を心配していたのですが、これがともすれば自分達よりスタスタ歩いていってしまう状況で、みんな驚きです。
無心に歩いたおかげで、昼食のお店の予約時間になんとか間に合うことにはなりましたが、今日の妙に高くなった気温と相まって、結構体力を消耗しました。


奥丹での昼食

奥丹の店構え 湯豆腐
兄が知っているお店ということで、予約を取ってもらってました。
知らなければなんとなく入り難い感じの店構えになっています。中には庭もありますし、近くの別の施設の庭も借景になっていて入ってしまえば雰囲気はとても良いお店です。
店内に入る際に暖簾をくぐるのですが、私にだけこの暖簾が落ちてきてびっくり!ちょっとしたハプニングでしたが、とにかく歩いた後に足を伸ばしてゆっくり座ることのできる座敷に席を構えてもらっていたので、ホッとしました。
さて、肝心の料理はというと、京都なので定番の湯豆腐ということになります。これだけではなくて、前菜やら田楽、天ぷらも出てきます。
個人的な感想としては、飛び抜けて何かがおいしいかといえばそうでもなく、普通においしいという印象でした。でも、雰囲気を入れるとこれはこれでとてもおいしかったのでしょうというようなものでした。まあ、私が味に疎いというのはありますが..。(汗)


南禅寺 icon HP

三門 南禅寺
昼食を摂ったお店から少し歩けばここ南禅寺に行くことができます。
まず行ったのは、日本三大門の三門です。そのスケール感には圧倒されます。とにかく大きい門ですし、建物としても、木造でこれほどの大きさの物を建てているというのは、その材の調達から組上げなどを考えると、私の中では気が遠くなる程のスケール感でした。
有料で門の上方に上がれるようになっているようですが、私達は上がりませんでした。
水路閣1 水路閣2
水路閣3 水路閣上 この門を見た後、さらに奥というのでしょうか、もう少し歩いた所にある水路閣へ行きました。琵琶湖疏水の分水が流れる水路のようですが、これがレンガで築かれた見事な水道橋で、緑の中にたたずむ幾つもの弧が描かれている赤い建造物にしばし見とれていました。
こういうものが、寺の片隅にあることに驚きましたが、未だこの水道橋が現役であるということにも驚きでした。


三十三間堂 icon HP

南禅寺を後にして、またまた車に乗って移動です。向かう先は三十三間堂。そんなに離れてはいないので、移動時間は相変わらずたくさんの車がありながらも、大してかかってはいません。
三十三間堂桜と 三十三間堂1
三十三間堂2 朱門
三十三間堂3 三十三間堂4
三十三間堂は私のリクエストになります。両親を連れてくるのに、自分達のリクエストを中心に構成してあるってどうなんでしょうか。
この建物は、京都の建造物にもれず、非常に大きな木造建築になり、ありきたりですが、その規模には圧倒されます。とにかく長い。そんな印象を持って、中に入ります。
ここでは中の撮影はできません。自身の目に焼き付けるしかありませんが、中に入ると撮影するということが失礼に思う程、荘厳なたたずまいの、多くの仏像が目に飛び込んできます。飛び込んでくるという表現がぴったりな程の迫力です。一体一体ようく見ると顔など姿が違っていて、これが綺麗に並べられています。特に何体かの仏像は最前列に他の仏像とは別に並べられていて、それぞれ説明が添えられています。
恐らくは、この建物の中心に当たる部分に本尊が据えられています。他の仏像は立像ですが、本尊は坐像になっています。これは大きな物でした。
こんな感じで端まで行けば、折り返して仏像が並ぶ所の裏を抜けて元の場所に戻るようになっています。
この建物の大きさは当然中でもわかります。1本1本の柱や梁などの太さや長さが桁違いです。よくこのような木があったもんだと思う程の大きさの木が使用されています。どうやら端から端までが三十三間あることからこの名前になっているようです。
最後にお土産などを販売している所に行くと、やっぱり販売されていました。主要な仏像の画像を掲載して説明してある冊子が。画像を撮影できなかった私は、思わずこの冊子を買ってしまいまい、まんまと策略にはまった格好です。(苦笑)
中を見終わった後に、今度は外回りを散策してみます。やはり、大きく長く圧倒されるたたずまいをしています。あちらこちらで記念撮影をしてここを後にしました。


梅宮大社 icon HP

梅宮大社の鳥居 梅宮大社門
梅宮大社の本殿1 梅宮大社本殿2
YAMA.Rが生まれる前の京都旅行時に行っていたこの神社。授子安産・醸造守護の神と言われていて、お守りを持っていました。
このお守りをこの神社に戻したいということで、お礼参りも兼ねて今回寄りました。
授子安産というのは知っていたのですが、醸造守護というのは後で調べて分かったことで、そういえば現地に酒樽がたくさんあったなということが思い出されます。
お参りをして、お守りを無事戻し納めることができました。


嵐山

渡月橋 梅宮大社からは桂川沿いに走行すれば、渡月橋が見えてきます。いつぞやかの災害の関係で、渡月橋の所に行くまでに川の中に大きな木の残骸があったり、渡月橋の橋脚の一部が真新しい木材になっていたり、その爪跡を垣間見ながら嵐山に入ります。
渡月橋のたもとの所から、すでに人がたくさんおり、橋の両端にある歩道にも人が隙間なく歩いている感じです。
車を、天龍寺の駐車場に入れ近辺を散策します。
まず向かったのは渡月橋です。ここで記念撮影。対岸に渡ることなく、休憩をとるべくお店を探します。
橋のすぐそばにある建物の2階にある抹茶パフェのお店”嵐山おぶう”に入ることになりました。
私は抹茶が苦手なので、1人違うものを注文し、他の人は抹茶もしくはお茶のパフェを注文しました。
渡月橋 2階からの眺めは、違った角度から渡月橋近辺の景色を見ることができたので、ちょっと贅沢な感じを味わえて良かったように思います。
濃茶パフェ ほうじ茶パフェ
一服した後は、2手に分かれて、両親組みは本日の宿泊施設に戻ったようです。
嵐山散策1 嵐山散策2
そしてYAMAの家の方は、お土産を購入すべく、渡月橋とは反対の方角に歩きつつお店を覗いていきます。いくつか購入しつつ、なぜか傘を買ってしまうYAMAの家。
嵐電嵐山駅1 嵐電嵐山駅2
嵐電 キモノフォレスト
歩きながら進んで行くと、嵐電の嵐山駅に到着しました。駅だけになんとなくさらにお店が集まっている雰囲気。漬物やお決まりの物なお販売をしているお店、さらには飲食できるお店などが入っています。ホームの方まで行くと、出発待ちの電車が停車していました。そして、駅のホームらしくない物が並んでいたのですが、それがこれです。京友禅の布地を透明の筒状の物に入れて照明にしたものが、ホーム周辺にずらっと並んでいました。駅周辺も含めて雰囲気はちょっとおしゃれな感じというか、新しくなった感じを受けました。しばし、この幻想的な眺めを見つつ、記念撮影をしておきました。
しばし嵐山の雰囲気を楽しんだ後は、天龍寺にも見ようと思ったのですが、時間的に無理な状況となり、本日の宿泊施設に向かいました。


嵐山にて宿泊 2泊目

すき焼き 本日の宿泊も前日と同じ所で、この嵐山の近くにあったのですぐに到着しました。
今晩の夕食のメニューは前日から決まっていて、私の大好きなすき焼きでした。お肉がたくさんで、とにかく食べましたが、私以外の人達は、嵐山でパフェを食べています。
この関係もあってか、ただ単純に量が多いのか、少し残してしまう結果になりましたが、自宅ではなかなか食べることのできないよさそうな肉でのすき焼きだったので、大変満足のできる夕食となりました。
明日は長距離の移動が待っているので、体力を蓄える為に早めに眠りにつきました。


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